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- 2022年11月15日
杉玉「掛け替えの儀」
2022年度の杉玉が到着。 この箱からちょりだす瞬間が本当に・・・・緊張します。 というのは、十数年前に届いた際、出した杉玉が【角刈り】だったから(白目) ※その時は常連の床屋さんの指導を得て、整髪ならぬ整松しました 今年は・・・・右肩がやや膨らんでいるけれどまあヨシ!...


- 2022年6月30日
手吹きガラスと「この味」
週刊文春誌にて連載中のコラム「この味(平松洋子さん執筆)」にて、当店の麦酒コップを3回にわたってご紹介いただきました。 自分も取材に同行。木村硝子店さんのご案内で、平松洋子さんと一緒に田島硝子さん、松徳硝子さんを訪問しました。...


- 2021年12月19日
冥土からの置き土産
10月末に逝去されたデザイナー・仲條正義氏。 シンスケの数々のデザインを手掛けてくださった彼の最後の仕事は、「シンスケ100周年用の前掛け」でした。 リクルートギャラリーG8で行われた「100年前掛け展」。 仲條先生は生前、その打ち上げ会場にシンスケをご指名し、「店の親父と...

- 2021年10月19日
「シンスケ風炒り豆腐」完全版
2020年4月の「最初の国家緊急事態宣言」の際、SNS経由でステイホーム推進運動がまわってきました。企画の初志はともかく、【己の次に、2人の料理関係者に回す】ルールにpay it forwardよりも同調圧力を感じて困惑。とはいえ、顔を立てて筋を通すため「2冊の書籍の紹介と...


- 2021年3月18日
「萌え萌えきゅん💓」は和の心
シンスケの枝垂れ桜のつぼみが、ふっくら色濃くなりはじめた。 「はるらんまんのきざし」だなあと思い、そして漢字が浮かばない自分に愕然とする。 さっそく検索。 齢五十近くにして、初めて知った。 春の草木の兆候のみ、「萌」一文字を書いて「きざし」と読むのだと。...


- 2020年10月28日
東西うちわ扇ぎ比べ
花街文化継承応援(クラウドファンディング)のお返しに、京丸うちわが届いた。 色っぽいフォルムにワンポイント入るキュートな千鳥。柄は太くて持ちやすく、ゆっくり優雅に動かして都のうだるような熱気を扇ぎ除けるのにちょうど良い。...


- 2020年6月5日
橘右之吉師匠から千社札
☆モノクロ―ムの祓い 父の書庫から千社札の型が出てきたので、寄席文字の橘右之吉師匠を頼った。 「おっ、こいつは師匠(故・橘右近さん)の彫りだね。あとさ、包んである新聞を見てごらん。昭和52年7月16日とある。 こういうところに、ご依頼された当時の情景や心意気のヒントがあるん...


- 2018年11月1日
ふぐ塚とシンスケ
ある宵、東京ふぐ料理連盟理事長を名乗る米寿が来店され、 「お宅のおばあさんにご尽力いただいた顛末を、ご家族に伝えておきたい」 と語りはじめた。 今から50年近くも前のこと。 ご年配の弟弟子にあたる上野のフグ料理店「さんとも」初代が、不忍池・弁天堂横にフグの供養塚を建てたいと...


- 2018年7月31日
故・久富達夫氏とシンスケ
作家の馬場マコトさんから、 「この本(戦争と広告)を執筆するために目を通した資料の一冊、『久富達夫追悼録』に昭和初期のシンスケが出てたよ」 と教えていただいた。 久富達夫氏は明治生まれの政治ジャーナリストで、昭和天皇に敗戦の玉音放送を進言した気骨の人。...


- 2018年6月6日
徳利氷冷桶の磨き
完成から2年が過ぎて、手に馴染んできた「徳利氷冷桶」。とはいえ、汚れも目立ってきたため職人さんの手を借りる。 見違えてぴんと張る木肌。 ふたたび匂い立つサワラの樹香。 水化粧の吸い込みもよく、こざっぱりと色っぽい風情を取り戻した。...