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手吹きガラスと「この味」


​週刊文春誌にて連載中のコラム「この味(平松洋子さん執筆)」にて、当店の麦酒コップを3回にわたってご紹介いただきました。


自分も取材に同行。木村硝子店さんのご案内で、平松洋子さんと一緒に田島硝子さん、松徳硝子さんを訪問しました。



​※上の写真は、シンスケのコップを作っていただいている田島硝子さんのガラス炉。

まるでアポロ11号のようなフォルムに8つの「るつぼ」があり、その中でガラスが溶かされています。


手で触れず計量もできない1,300℃のガラス液を、必要量だけ棒に巻き付け、調整しつつ成形する。


だからこそ手吹きガラスに重さを求めるのは前代未聞の難題であり、それを可能とした手前左右のベテランお二方は「神の手」なのです。



大量生産の強化ガラスに押され、世界的にも縮小を余儀なくされつつある手吹きガラス業界。そして手吹きガラス工場はいまや東京には3社のみ、日本全国でも一桁にまで減少してしまっています。

しかし、この技術こそローマ時代に生まれた人類の英知であり、無形文化遺産といっても過言ではない貴重なものです。


当店のコップを機に、その継承について​お気にかけていただけたら嬉しく思います。

各社のサイトにはそれぞれの技術の結晶たるオリジナル製品の情報があります。

ぜひご覧になってくださいませ。






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