黒ビール変更「ギネス」→「アサヒスタウト」
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1983年から続けてきたギネスビールの取り扱いを終了。
本日よりアサヒ「スタウト」黒ビールの販売を開始いたします。
アサヒスタウトは1995年に誕生し、アサヒビール創業の地・大阪府吹田にある直営工場でのみ生産され続けている超レアな日本最古の黒ビール。
アルコール度は8%で濃厚な焙煎フレーバーと酸味があり、シンスケではロックでご提供します。

知名度が高く呑みやすいギネスをやめ、暴れ馬のようにピーキーな国産黒ビールになぜいま変えるのか。
それはこの十年のギネス社の動向に失望し完全に見切りをつけたからです。
・2016
UKの若者たちのギネス離れ(クラブで踊りながら飲める「スミノフアイス」や「ジーマ」「コロナビール」が人気)を止めるべく、容器を同じ「背が高くラッパ飲みできるボトル」にリニューアル。
ところがギネスは濃すぎるうえ泡立ちが強く、ラッパ飲みするとメントスコーラ並みに噴き出る=誰も頼まない=UKでは「ギネスブックに載るレベルの歴史的大失敗」と揶揄られる始末に。

・2020
ギネスビール誕生260年の名のもとに、ラッパ飲みボトルを以前のショート瓶に戻し、こっそり味に調整を入れる(薄くする)。
2022-2023
伝統の味が濃すぎるのがいけないと生樽のドラフトギネスをライトな味に変更。それに合わせて瓶ギネスにも調整が入る。世界中のギネスファンから大ブーイングを受ける。
日本における広告宣伝も変わり、一世を風靡した【コイズミシンジロウ構文】を駆使して「ビターチョコのようなひとときを。ビターチョコのような甘さとほろ苦さ」という謎キャッチフレーズを垂れ流す
※知らない若い世代が見たらソフトドリンクと勘違いしかねない点も悪手

・2026
瓶ギネスのパッケージを「機能的な6本入り取っ手付きインサートボックス(空き瓶の回収も楽)」→「超持ちにくいうえ、頭の悪い紙巻き包装(切り込み線なしのため瓶を引き破って取るしかない)」に変更。酒屋、飲食店、個人客から総すかんを喰らう


伝統を守りつつ、今に適応する・・・というダブルバインドの難しさは、自分も1805年からの家業の当代なので多少なりとも分かるつもりだ。けれど、オリジナルギネスを残しつつ、ギネスライト的な存在をつくるとか、ブラックベルベット(ギネスとシャンパンのカクテル)やトロイの木馬(ギネスのコーラ割り)をプッシュするとかやり方はいくつもあったはず。
唯一無二の味を変えて現代に迎合する・・・という決断にはどうしても共感できず、今回の変更となった次第です。