10月14日の早朝、悪性リンパ腫により父・矢部敏夫が逝去致しました。
故人の遺志に従い、葬儀は10月16日に近親者のみで執り行い、公表は2週間が経過した本日とさせていただきました。どうかご承知くださいませ。
父の晩年を親身に支えて下さった開成高校のご縁、主治医で菊名記念病院副院長・藤岡洋成先生と御同輩・市來健太郎様、そして浅草寺ご住職・壬生真康様のお三方にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
また、【末期の水】として特別にお分けいただいた「浅草・並木藪蕎麦さんの蕎麦つゆ」と、「根津・イングリッシュティーハウスペコーさんのアールグレイ」は伝説のエリクサーのような効果があり、父の余命に4ヶ月もの猶予を与えてくれました。
両店のご主人にも深く謝意を述べさせていただきます。
シンスケは酒場、パブリックな空間です。
誰かの日常に寄り添う商いであって、身内を哀悼する場所ではなく。
初代と二代目の逝去時に父がそうしたように、当代の自分も三代目への弔問、献杯、献花は固辞させていただき、店内では電話含め本件をお答えしかねることをご承知ください。
もし故人を悼んでいただけるのでしたら、こちらの記事の写真に、そっと「おつかれさん」と心の中で呟いていただけましたら幸いでございます。
矢部直治
