庭園付きの古邸宅を耐震補強し、一棟貸し宿としてリノベーション。「誰かの住まい」という空間の意義と、建築物の保存を見事に調和させたゲストハウス【東sui京】さん。
その心意気に共感して、近隣店舗MAPに協力しました。
東京の北東部ではいま、住む者のいない古邸宅の処遇が悩ましい問題となっています。
たいていの場合、庭も家も壊されて町並みにそぐわない高層マンションに変わってしまうし、運よく建物は残ったとしても、多くの場合は別業種に変身。
もちろんそれでも素晴らしいことだけど、テナント化すれば滞在者を安心させるアットホームな雰囲気「空間の思い出」は消え去り、実体のないレトロ感だけが漂うさみしい空間になってしまう。
壊せばいいというものではなく。
残せばいいというものでもなく。
住まいを住まいのまま未来へ託すことの難しさがそこにある。
森まゆみさん、たいとう歴史都市保存会さん、Hagisoさん、東京文化資源会議さんらが試みているこうしたアクションに、シンスケもおよばずながら協力してゆく所存です。
Comments