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現行コースターの使用終了について

いつもご愛顧ありがとうございます。

長年にわたって好評いただいている故・仲條正義氏図案のコースターですが、6月7日(土)をもって使用終了となります。


理由はふたつ。


①コースターの構造的な問題

「図柄はエンボス加工(正確にはデボス)したいね」という仲條氏の意向に従い、シンスケコースターは1mmの吸水紙を2枚貼り合わせた「2mm合紙」に印刷しています。


しかし、昨今の地球温暖化の影響を受け、大気中の湿気をコースターが吸って「反り」「歪み」が未使用状態でも現れるようになってしまいました。

結果、上に置いたコップやお猪口が不安定でコースターの役割を果たさなくなっています。

影がある部分が反って浮いている部分
影がある部分が反って浮いている部分

②じつは手直ししたいデザインだと判明

この図案はもともと、シンスケTシャツ用デザインのボツ案を3代目が気に入って、仲條氏の許可を得てコースターに再利用したもの。

2015年の麦酒コップ完成した際、4代目が仲條氏の許可を得て「海老茶に白抜き」から「白地に藍(御納戸色)」に色反転して使い続けてきました。


しかし2025年正月、3代目の遺品から「直治(4代目)の青コースターを見たまーちゃん(仲條正義さんの愛称)が、余白と図案がしっくりこないのでこんど手直ししたいといった」というメモを発掘。


デザイナーご本人が「しっくりこない」というものを使い続けるのは如何なものかと思い、今回の決断と相成りました。


来週からは、反りにくい1mm吸水紙の新デザインコースターに代わります。

また、仲條氏のこの図案は、手ぬぐいや前掛けなど大きな面積に散りばめることとし、本来の意向にて近々再披露いたします。どうぞお楽しみに。


オリジナルでは英文字SHINSUKEが「ベタ抜き」になっている
オリジナルでは英文字SHINSUKEが「ベタ抜き」になっている

シンスケTシャツの胸にある赤丸用デザイン案でした
シンスケTシャツの胸にある赤丸用デザイン案でした





湯島天神下 シンスケ
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